2024.06.02
レポート
4/16~22に催されたSalone Del Mobile(ミラノサローネ)及び、ミラノ市内のMDW(ミラノデザインウィーク)の様子をお伝えします。
今回はサローネに出展したEuromobilグループの家具ブランド、désirée(デジレ)のレポートです。
長年désiréeでデザイナーを務める、Marc Sadler(マーク・サドラー)氏を始めとする各デザイナーが新作を発表しました。
【Melvil(メルヴィル)】
デザイン:Marc Sadler(マーク・サドラー)
バウハウスデザインのオマージュをテーマに、クロームメタルのフレームがリバイバル。
他の展示でも、「クロームフィニッシュが最新トレンドだ。」との声を耳にしました。
「流行は巡る」といいますが、ブラスやブラックメタルの次はクローム仕上げが新しいようです。
【Dorvan(ドルヴァン)】
デザイン:Matteo Thun & Antonio Rodoriguez(マッテオ・トゥーン&アントニオ・ロドリゲス)
脚+座部という発想から脱却し、フレームベースに本体を差し込むソファが斬新。
簡単に分解できるので、向きを変えたり、テラスへ移動させたりと柔軟な使い方ができます。
ウォータープルーフのファブリックやパディングカバーもあり、アウトドアにも対応しています。
【Ethìa(エシア)】
デザイン:Jai Jalan(ジャイ・ジャラン)
ちょうどJai Jalan氏がデザインしたソファ―でインタビューを受けていました。
控えめに入ったボタン留めと曲線の座面がエレガントな新作です。
désirée曰はく、今回は訪れた人が家へ帰ってきたように感じる展示レイアウトにしたそうです。
確かに昨年の展示は仕切りがなく、全体がワンフロアで繋がっていましたが、今年はそれぞれのセクションが仕切られ、より具体的にリビングのイメージができました。
désiréeの商品は近日中にリリース予定です。
【余談ーヘルシンキ空港】
今回はフィンランドのヘルシンキ空港経由でミラノへ入りました。
ヘルシンキ空港は、明るい木を用いた北欧テイストの建築デザインが印象的でした。
YM