4/18～4/23、イタリア・ミラノではミラノデザインウィーク2023が行われました。
→Gruppo Euromobil-ミラノデザインウィーク2023参加

Euromobil(ユーロモビル)グループも参画しましたので、その模様をお伝えします。

【Euromobil】
Euromobilは、ミラノのフラッグシップストアにて新作発表イベントを行いました。
Marc Sadler(マーク・サドラー)氏デザインのキッチンーSei(セーイ)モデルに、ドアの仕上げや収納システムが大幅に追加されました。

中でも今回のイベントでアイコンとなったキッチンがこちら。
ドアの仕上げはPink Anodized(金属調)塗装で新色です。
メタリックな鈍艶が特徴で、個性的なピンクカラーでもキッチンが派手にならずインテリア全体と調和しています。
カウンターはQuartzite Palladium(クォーツァイト・パラディウム)という天然石を使用。
大小大きさの異なる石が多様な色合いを奏でています。

自然が生み出す不規則性や色合いは、やはり人工物では辿り着けない美しさがあります。
悠久の時をかけて生成される天然石の色合いや石の重なりは、キッチンを唯一無二のデザインへと昇華します。

こちらはEuromobilミラノショールームでのイベントの様子。
中央でお話されているのが、長年Euromobilグループでディレクターを務めるRoberto Gobbo(ロベルト・ゴッボ)氏。
その向かって左隣が上のSeiキッチンをデザインしたMarc Sadler氏。
右側のお二人はEuromobilのCEO、ルケッタ兄弟です。
一番左の方は、今回のイベントの為にSeiキッチンをテーマに短編作品を描きおろして下さった、ジャーナリストのGiorgio Terruzzi(ジョルジョ・テッルッツィ)氏です。

【désirée】
置き家具メーカーのdésiréeは、今年Salone del Mobile(ミラノサローネ)へ出展しました。

▶désirée(デジレ)について
désiréeはEuromobilグループが有する、ソファやベッドなどの脚付き家具を専門とする家具メーカーです。
Euromobilと同じく100％イタリア生産にこだわって製作しています。
シンプルモダンなデザインをベースにdésiréeらしい心地よさを加えた家具は、グッドデザイン賞を初めとする数々の賞を受賞しています。

新作のソファやチェアーの新鮮さもさることながら、désiréeの強みはどの商品とコーディネートしてもインテリアが成立することです。
全ての家具で色調やディティール・世界観が統一されているので、合わせる家具を選びません。
新作のラインナップは下記よりご覧頂けます。
→désirée 2023コレクション

【Zalf】
システム収納のZalfはミラノのショールームBrera Contract(ブレラ・コントラクト)で、新作発表を行いました。

▶Zalf(ザルフ)について
ZalfもEuromobilグループの1社で、クローゼットや本棚などの収納家具を得意とするメーカーです。
収納家具は完全システム化されているので、お部屋のサイズに合わせたフルオーダーが可能です。
Euromobilと共通の仕上げ材も揃えているので、キッチンとリビング・ダイニングをトータルコーディネートできます。

”Magic Room”と名を打つ展示は、壁一面の収納とミラー張りの天井が、建築と収納の境目のない不思議な空間を生みだしています。これはZalfのシステムSpaceMakers(スペースメーカーズ)によって叶えられています。
モジュールに囚われないフレキシブルなシステムは、どんな空間にも機能的な収納を生み出す事を可能にしています。

アフターコロナの中で行われた今年のミラノデザインウィークは、開放感と和やかなムードに包まれました。
コロナ禍で改めて見直されたお家での過ごし方を反映した、くつろぎと温かさを感じるデザインが多くみられました。
日本での取り扱いは2023年秋以降を予定しています。

YM