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2010.03.13

製品情報

キッチン機器レビュー [GAGGENAU DI260-411]


準備期間約2ヶ月、ようやくサイト開設までこぎつけました。
当ブログの記念すべき第1回目の記事は、キッチン機器レビューにしました。
これからシリーズ化していきたいなと考えているテーマです。

GAGGENAU(ガゲナウ)はドイツのキッチン機器メーカー。
日本での認知度こそ低いものの、ヨーロッパでは最高級のキッチン機器メーカーとして非常に高い評価を得ています。

近時、日本で初めて同社の食洗機が発売開始されました。
早速ショールームで現物を見てきましたので、レポートします。

まずは外観。


オールドア式の食洗機のように、操作部がドアの上面にある為、
正面のデザインは非常にシンプルです。

その操作部はこのような感じ。


こちらもデザインはシンプル。
ボタンの質感も高かったです。

少しだけドアを開けた状態でないと操作できない仕様ですが、個人的には、前面に操作部があるタイプよりも少し操作しにくいかな、と思いました。

というのも、ちょうどいい所までドア開けないとドアが勝手に閉じてしまい、手を離して操作できない為です。

まあこれは、「ちょうどいい所」を掴むまでの慣れの問題だと思います。姿勢的には屈まなくても操作できるので、慣れればこちらの方が操作しやすいかもしれません。

ドアを全開するとこんな感じ。


これまでMiele(ミーレ)製食洗機の独自セールスポイントであったカトラリートレイですが、
さすがGAGGENAU、きっちり標準装備です。
小物専用のバスケットを使用しなくて済むので、下段のバスケットは広々使えそうです。
各バスケットを引き出す時の質感も、非常にスムーズで良い感じでした。

横からの画。

たまたま隣にあったMieleのG1142SCiと庫内を比較してみました。


同じランクの商品ではないですが、上位機種G1534SCiとも庫内の仕様は同じですので、参考になるかと思います。

ドア全開。

殆ど同じように見えますが、一つだけ発見が。


中段のバスケット、容量的にはほぼ同じですが、GAGGENAUの方が少し手前まで引き出せました。
食器の収納がし易そうです。

騒音の違いを確かめる為に、試運転してもらいました。


比較したのは、同価格帯の競合機種MieleのG1534SCiです。

カタログスペックではいずれも42dBですが、実際聞き比べるとどうでしょうか・・・・・

動画機能のないデジカメしか持ち合わせていなかったのであくまで私の感覚でしか伝えられませんが、排水時・洗浄時ともに、GAGGENAUの方が静かなように感じました。
明らかな違いと言って良いぐらい違うと思います。

他に気づいた点。


液晶は、高級家電によく使用されているホワイトバックライトでした。
PanasonicのIHとかでも、上位機種に使用されていますね。
ホワイトだからといって特別見やすいとは思いませんが、高級感はあると思います。

ドアの開閉がスムーズです。
食洗機のドアって閉めるとき固い印象がありますが、GAGGENAUのは最後手を離してもカチッと閉まってくれる感じでした。

これまで日本では、輸入ものの食洗機といえばMieleとAEG(アーエーゲー)の2強で、
特に、Mieleが高い人気とシェアを得ているような感じでしたが、GAGGENAUの製品はこの状況を一変する可能性を秘めているように感じました。

ただ、まだ日本では実績もないですし、ラインナップも少ないので、実績やイメージ戦略が大きくものを言う日本の市場では、そうそう簡単にはシェアを伸ばせないかもしれないですね。

これからメーカーさんや代理店さんがどうやってPRして拡販していくのか、注目したいと思います。

K.B.


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