2012.11.25
製品情報
本日は近時話題になっている新素材を御紹介致します。
イタリア製のセラミックパネル、LAMINAM(ラミナム)です。
物性は従来の磁器質タイルと等しいのですが、何より新しいのは3000ラ1000ラ3(mm)という、これまでと比較にならない大きさと薄さです。
ヨーロッパでは、外壁、床、壁、建具、家具の面材など、既に様々なケースで多くの採用実績を挙げています。
キッチンにおいては、その耐久性、耐熱性、メンテナンス性、硬度、また他にはない素材感(意匠性)、などの優れた特性から、カウンタートップやコンロ前の壁面仕上材として、可能性を感じる素材です。
難点は、薄さゆえの施工の難しさや開口部分の強度の問題、そしてやはりコストでしょうか。
これらの問題をクリアできれば、これまでの代表的な素材(人工大理石、ステンレス、水晶人造石、天然石、等々)の一角に加わる可能性を十分秘めていると言えそうです。
どのような素材か、以下写真をご覧ください。
これは、2010年4月のミラノサローネで撮影してきた画像です。
この年のミラノサローネでは、複数のキッチンメーカーがキッチンカウンターやドア面材として採用していました。
弊社では、2012年3月にキッチンカウンターとして日本で初めてLAMINAMを採用致しました。
このように、継ぎ目がなく塊のように見える意匠が実現出来るのも、大きな特徴の一つです。
詳しくは施工事例のページでご紹介しておりますのでご参照ください。
→ 尼崎市 B邸
また今般、弊社ショールームへご来店下さった方に大判でご覧頂けるよう、ショールームの壁面にLAMINAMを貼りました。
施工としては、カットして貼るだけです。
非常に薄いので、下の写真の通り、既存の壁仕上の上からそのまま貼ることが出来ます。
床や壁など、リフォームの内装仕上材としての可能性も感じます。
写真でご紹介致しましたのは色の濃いものばかりですが、色柄は60種以上と豊富にあり、今後も増えていきそうです。
また、今回はLAMINAMをご紹介致しましたが、イタリアには似たような商品を扱っている別のメーカーも幾つかあるようです。
先日もイタリアのあるメーカーの方が営業に来られました。
今後、日本に供給するメーカーが増えればコストは下がっていくかもしれませんね。
この素材についてご興味をお持ちの方は、弊社までお問い合わせください。