2015.07.27
製品情報
先日、mabe(マーベ)社製品の新製品内覧会に行って参りましたので、その情報をお伝えいたします。
まだ聞きなれない方も多いと思いますが、mabeはメキシコに本社を置く家電メーカーで、これまで長年にわたりアメリカのGE(General Electric)社のパートナー企業であったとのことです。
要するにGEのOEM先だったという理解で間違いないと思います。
GEはかつて、デザイン性を兼ね備えた大型冷凍冷蔵庫のメーカーとして、日本でも親しまれていました。
そのGEが家電事業から撤退して以来、代替となり得る商品を供給していたのは主としてWhirlpool(ワールプール)、Amana(アマナ)の2社でしたが、今般満を持してmabeが自社ブランドで日本に参入してきたという訳です。
とにかく写真をご覧ください。
まずは人気の薄型モデルです。
MSMS2LG SS
W910ラD763ラH1765mm
本体奥行き610mm(ハンドル含む外寸763mm)ながら、623Lの大容量です。
典型的な海外製の冷蔵庫という感じのデザインですね。
GEの冷蔵庫と見分けがつかないほど似ています。
引き続きディテールを。
まずはディスペンサー部です。
クラッシュアイスとキューブアイス、そして冷水が簡単に取り出せます。
ハンドルのデザイン。
ドア前面は殆どRがついておらず、フラットです。
隣接するキャビネットよりもドア厚分だけ前に出して設置する必要があるのは、従来のGEや他社製品と変わりません。
冷凍庫内部。
アイスメーカーがドア側ではなくキャビネット側の奥についています。
海外製の冷蔵冷凍庫の場合、稀にボックス内で氷が解けて再度固まることを繰り返し、その結果ディスペンサーから出てこなくなるケースがある(この場合、手で氷を割ってやる必要がある)のですが、このようにアイスメーカーが奥にあることで、ドア側にあるタイプよりも開扉時の温度上昇が抑えられ、氷が解けにくくなるのではないでしょうか。
冷蔵庫内部。
シンプルな作りです。
全ての棚は高さが変えられます。
ウォーターフィルターは庫内右奥にあり、捻るだけで簡単に外せるようになっていました。
価格は同水準の競合他社モデルよりも低めに設定されています。
ステンレスモデルで税別定価600,000円、ホワイトモデルで同550,000円です。
これは人気が出そうですね。
次に、奥行きの大きいタイプです。
MSM23HS SS
W840ラD905ラH1765
かなり奥行きがありますが、幅は少し小さ目(それでも国産よりは大きい)です。
容量は630Lですから、薄型とそんなに変わりませんね。
中はこんな感じです。
ラックがちょっと高級感のある造りになっています。
このモデルにはヒューミディティ(湿度)コントロール機能が付いています。
(薄型にもごく簡易的なものは付いています)
ドアにRがついているのも、薄型との違いです。
こちらはホワイトタイプ。
白の色味は純白という感じで、かなり白い白です。
価格は税別定価 ステンレスタイプが648,000円、ホワイトタイプが598,000円です。
他には、こんな冷蔵庫もありました。
幅770mm、アイスディスペンサーが付いていないタイプの冷凍冷蔵庫。
価格は未定とのこと。
特徴は何といってもカラーオーダーです。
日塗工のカラーサンプルから、好きな色に塗ってくれます。
GE時代にもあったシステムです。
これまでにあまり見かけないW480サイズのワインセラーもありました。
どの製品も、見た限りではかつてのGE製品と遜色ない出来でした。
ブランドの認知度が低い分、競合他社製品よりも価格が抑えめなので、とても魅力的な商品と言えると思います。
以上、取り急ぎ速報でした!
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