2015.11.21
製品情報
Euromobilの「エコマルタ」は、珪藻土の左官仕上げのような、自然な風合いを持つ新素材です。
天板だけでなくドア材としても使用可能で、キッチンにおける新しい選択肢として、早くも人気になっています。
このアイランドに使われている素材が、エコマルタです。
画像ではわかり難いですが、手作業で作られる材料ならではの、何とも言えない「良い感じ」のナチュラルさがあります。
藻土のような」というと、どうしても出てくるのが以下のような疑問です。
■水が染み込むのではないか?
■汚れが付き易いのではないか?
■傷が付き易いのではないか?
■割れたりしないか?
メーカーの謳い文句としては当然、「大丈夫!」なわけですが、やっぱり自らの目で確かめるべく、例によって実験してみました。
1.吸水性
まず、素の状態のサンプルを秤に置きます。
45gです。
次に、水を垂らします。
60gぐらいになりました。
暫く放置してから拭き取って、質量を測定します。
45gです。
そんなに高精度な秤ではないですが、それでも吸水していないことが確認できたと思います。
手で触ってみても、湿っている感じはしません。
吸水性は、とても低いと言えると思います。
2.防汚性
お醤油をこぼして拭いてみる実験をしました。
さっと拭くだけで、簡単に汚れが落ちました。
珪藻土のように、染み込む感じは一切ありません。
3.耐擦過性
スクラッチ(擦り傷)への強さを見るために、10円玉で擦ってみました。
一瞬傷が付いたかと思いましたが、メラミンスポンジで擦ると綺麗に落ちました。
傷ではなく、10円玉についていた汚れだったようです。
10円玉を見てみると、擦った部分がこんな具合に綺麗に?なっていました。
結果的に、エコマルタには汚れや傷は全く残りませんでした。
4.耐熱性
180℃に熱したアイロンを、約10秒間押し当てました。
変色や変形はありませんでした。
ただ、アイロンを離した後、パネルを手で触るとかなり熱かったので、実際のキッチンでは取扱いに注意が必要です。
5.耐衝撃性
ハンマーで強めに殴ってみました。
割れや凹みは認められませんでした。
天然石やクォーツ系の素材と比べると、柔軟性も持ち合わせていると言えそうです。
以上が実験の結果です。
キッチンにはとても適している素材と言えるのではないでしょうか。
新開発される素材によって、キッチンは急速に進化していることを実感します。
現在、大阪ショールームではエコマルタのキッチンを展示しています。
ご興味をお持ちの方は、是非ショールームで実物ご覧ください。
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