2016.08.08
製品情報
8月2日に開催された、金物メーカー「HAFELE」さん主催の「ミラノサローネ・ユーロクッチーナ2016レポートセミナー」に参加してきました。
毎年4月にイタリアのミラノで開催される世界最大規模の国際家具見本市「ミラノサローネ」
そのなかで、2年に一度・偶数年にキッチンの見本市「ユーロクッチーナ」が行われます。
そのユーロクッチーナで発表されたキッチンに使用されていた金物にスポットを当てた今回のHAFELEさんのセミナー。
住まいの間取りがLED一体が主流となっている昨今、キッチン及び家電類を隠すのはとても大事な課題です。
今回はセミナーで聞いた「隠す収納」のための金物をいくつかご紹介します。
まずは「収納扉金物」
写真のように、開けた扉を収納できるという機能です。
家電類を隠すだけでなく、
こんなふうにキッチン自体をまるごと隠すことも可能です。
ちなみに上記の写真は全てEuromobilの新作です。
Euromobil以外のブランドでもこの収納扉金物は多く見られました。
続いて、「収納扉金物」とよく似ていますが、「折戸収納金物」も多かったそうです。
上記写真は全てDADAというブランドのものです。
扉収納金物と同じ考え方ですが、折れ戸の分隠せる幅が広いのが特徴的です。
「扉収納金物」・「折戸収納金物」とは用途は違いますが、こんなふうにキッチンを隠す考え方もできるようになりました。
向きが違うので分かりにくいかもしれませんが、、天板を可動させる金物です。
ガスコンロを使用する時は1枚目の写真のように天板部分を動かし、ガスコンロを使用し終わったあとには2枚目の写真のように天板部分をスライドし、隠す。というシステムです。
キッチンがどこにある分かりにくく、家具の考え方になりますね。
「隠す収納」用の金物としてご紹介頂いた中でも特に新しいものを今回は3点ピックアップしました。
キッチンを考えていく中で、金物の進化はとても大切です。
用途もデザインも可能性が広がっていくので、今後どんな新しい金物が登場するのか、楽しみですね。