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2024.11.04

レポート

【レポート】MARAZZI 大阪ショールーム訪問

先日大阪・本町にあるイタリアのタイルメーカーMARAZZI(マラッツィ)のショールームを訪問してきました。
ショールームは、1FにMiele Experience Centerがあるビルの7Fです。

イタリアタイルメーカーMarazziの大阪ショールーム

▼MARAZZIについて
MARAZZIは1935年に創業したイタリアのセラミックタイルメーカーです。
2001年には東京にMARAZZI日本法人を開設し、今年大阪にもショールームを新設しました。

色柄のラインナップやサイズなどは、こちらのオフィシャルサイトをご覧ください。
MARAZZIオフィシャルサイトへ

他のメーカーにはない特徴として、最大99.9%の有害な微生物を防ぐPURO(プーロ)という抗菌仕様があります。
セラミックを生成する際に抗菌剤を塗布して、銀イオンによってバクテリアの発生を防ぐそうです。
PURO仕様は、通常仕様と同価格で選べます。

注意点としては、一部の柄を除いてほとんどが発注後の都度輸入となる点です。
納期が3ヶ月半~4か月ほどかかります。

今回ショールームで色々サンプルを見せて頂きましたが、その中でもCeppo di Gre(チェッポ・ディ・グレ)シリーズに目を惹かれました。
手前からグレー・グレージュ・ベージュ・アントラサイト色です。

Marazziの大阪ショールームに展示しているチェッポ・ディ・グレのタイル4色

Marazziの大阪ショールームに展示しているチェッポ・ディ・グレのタイル4色

ダイナミックに石目が入った大理石調の柄が人気のセラミック。
最近は天然石人気の高まりもあり、こういったぺブル調(小石を含んだような柄)も広まりつつあります。

EuromobilでもこのCepo di Greを大胆に使ったキッチンがございます。

Euromobilのチェポ・ディ・グレのセラミックストーンを壁とカウンターに使用したキッチン
Euromobil Antis-Lainキッチン

壁一面とキッチンカウンター、サイドパネルにCepo di Greのセラミックストーンが使われています。
写真左の収納内のミニキッチンにも仕上げとして使われています。
*写真のセラミックは、INALCO社のISEOを使用

Cepo di Greとは、イタリア原産の天然石、Ceppo Stone(チェッポストーン)を模したセラミックの総称です。
Ceppo Stoneは、イタリア北部の湖畔でのみ採掘される天然石で、近年は採掘量が制限される貴重な石です。
Ceppoはイタリア語で粗い礫(れき)の意で、下の写真のような大小の小石が混ざり合った礫岩(れきがん)調の石目が特徴です。

©Worldstone Solutions Pty Ltd. 

そのCeppo Stoneを模して造られたセラミックCeppo di Greが、MARAZZIでは4色から選べます。
希少な天然石はコスト面、耐久性で手が出づらくとも、セラミックであれば水や酸に強く、キッチンだけでなく床や壁にも使用できます。
MARAZZIではサンプルも取り寄せることができるそうです。

もちろんEuromobilのキッチンにMARAZZIのセラミックタイルを合わせることも可能です。
ご興味のある方はぜひお問い合わせ下さい。

YM

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