2014.10.23
その他
先日、水まわりを初めとする住宅用のコーティングを取り扱っている業者さんが、商品のPRに来られました。
いくら綺麗に使っても油や水アカなどの汚れがどうしても付いてしまう水まわり。
コーティングを施すと、これらの汚れをつきにくく、汚れがついても取りやすくしてくれるそうです。
また、今回業者さんに教えて頂いたコーティングは、ガラス被膜を形成することで、長期間(5年!)の耐久性、耐熱性、撥水性を持続するとのこと。
完全無機のコート剤だから、カビも生えないそうです。
話を聞いた限りでは、お手入れが気になるキッチンにはとても相性の良さそうな商品です。
が、私たちとしては効果を確認しないとお客様へお薦めできません。
そこで、Euromobilのドア面材サンプル(突板・ホワイトパイン)に試しにコーティングを施して頂き、効果がどのようなものなのか少し実験をしてみました。
初めに、霧吹きでお水を吹きかけてみます。
こちら、コーティングをした突板(ホワイトパイン)です。
水が粒のようにかたまっているのがお分かりでしょうか。
するっと水滴が流れていくような感じです。
コーティングしていないもの比べると一目瞭然。
<右がコーティング有、左がコーティング無>
<コーティング無>
コーティングを施していないと、水の粒が平たく伸びている感じがして、
どんどん広がっていきます。
お茶や醤油でも試してみました。
醤油 <右がコーティング有、左がコーティング無>
お茶<右がコーティング有、左がコーティング無>
お水だけでなく、お茶や醤油でも効果が出ました。
コーティングの効果もさることながら、コーティング有/無でドア材の見た目に違いが出ていないことも重要なポイントですのでご注目ください。
コーティングすることで色や艶が変わったりしてしまっては、そもそも私たちの商品には使えません。
他の面材だとこんな感じ。
天然石<上がコーティング無、下がコーティング有>
こちらも、突板と同様に水の粒の差がはっきりと出ていますね。
ステンレス<右がコーティング有、左がコーティング無>
こちらは水を霧吹きで吹きかけただけだと見た目はそれほど変わりません。
若干、<コーティング有>の方が水滴が玉状になっている感じでしょうか。
が、指で水をなぞってみると・・・
<コーティング無>は、水が延びていくのに対して、
<コーティング有>のほうは、指に水が付いてきてどんどんまとまっているような・・・
指で伸ばした後は、こんな感じになりました。
<コーティング有>の方が水がまとまっていたり、水の粒が厚い様な気がしますが、ステンレスの場合、水では分かり易い結果とはなりませんでした・・・
しかし、私たちが本当に知りたいのはここから。
水やお茶をはじくことで、どれだけ汚れがつくのを防げるのかということ。
ということで、こんな実験をしてみました。
上から、お水、醤油、お茶、お味噌。
これらを一定時間置き、汚れがついていないかチェックします。
2時間ほど置き、ティッシュで乾拭き(水拭きではありません)した結果がこちら。
こちらが、見ての通りコーティング無し。
お茶のあとがくっきりとついていて、いくらティッシュでこすっても落ちませんでした。
また、写真だと見ずらいのですがテカテカした汚れ(油分)がこびりついています。
そして、コーティング有りがこちら。
御覧の通り、まったく汚れていません。
乾拭きでもするっと汚れを取ることができ、油分なども残りませんでした。
今回は放置時間2時間のテストでしたが、乾拭きだけでお茶や醤油の汚れをふき取ることが出来るとは・・・
実験結果からは、ひとまずコーティングの効果ありと見て良いのではないでしょうか。
突板のドアはお手入れが気になるところですが、これは画期的な解決法になるかもしれません。
キッチンの中では、ドアやカウンター、水周りの他にレンジフードをコーティングするととても効果的な気がします。
お部屋のフローリングや浴室にも施工できるそうで、汚れが気になる方、小さいお子様のいらっしゃるご家庭などはコーティングをすると、日々のお掃除がぐーんと楽になることでしょう。
気になる方は是非弊社までお問い合わせ下さいませ。
NW