2014.11.28
その他
キッチンをご購入する際、事前に考えなくてはいけないことは意外とたくさんあります。
そのうちの一つ、大きなポイントとなるのが機器です。
種類が豊富なのは嬉しいことですが、自分の好みのものを見つけるのも一苦労だったり・・・
そんな数あるメーカーの中から機器をお選び頂くために、私たちがまず最初にお伺いするのが、今回のテーマでもある国産なのか・外国産なのか、というポイントです。
国によってライフスタイルなどもさまざまなため、設定される機能もさまざま。
今回はビルトイン食洗機を例に国産と外国産の違いを比べてみました。
本題に入る前に食洗機の歴史について少しだけ。
電動の食器洗い機が商品として初めて発売されたのは1909年、アメリカの会社が販売を開始しました。
その後、日本で初めて発売されたのが51年後の1960年。
当時の松下電器産業(現:パナソニック)が第一号を発売し、1996年にO-157食中毒が流行したのをきっかけに需要が一気に伸びたと言われています。
【ビルトイン食洗機の国産と外国産の違い】
1:ドアの開け方
ドアの開け方は、国産は引き出し式、外国産はドアをバタンとあけて庫内のラックを引き出す方式が主流です。
どちらの開け方も一長一短があり、引き出し式は立ったまま食器を収納できますが、外国産のものはドアを床までかがんで開けなければなりません。
こんなかんじ。
しかし、ドアを全開にする分収納量がぐんとアップするのは見ての通り。
2:容量
海外では、一日に使用した食器やお鍋を夜寝ている間にまとめて洗います。
本当の理由はわかりませんが、夜中の方が電気代が安いからなんて言われています。
一気に洗う(4人家族・3食分)のを想定しているため、海外で主流の幅60cmサイズの容量は160L(12~15食分)です。
日本は幅45cmサイズが主流ですが、同じサイズでも容量は外国産が上回ります。
国産 → 約60L(6人分)
外国産 → 約115L(7~9人分)
3:洗浄力と乾燥
機能面で大きく違うのは外国産には乾燥コースが無いということ。
国産は洗浄のあと、温風や送風で食器を乾かす機能がついており、乾燥コースのみの選択もできるため、乾燥機としての役割も果たします。
これに対し、外国産は洗浄を熱湯で行うことで乾燥を促進させます。
乾燥のみのコースもありません。
洗浄に関しては、外国産は予洗いが不必要です。
お皿に残ったケチャップなどもそのまま食洗機に入れ洗浄でき、もちろん、洗い上がりはぴかぴかです。
4:金額
実際に比べてみます。
国産 →パナソニック NP-45MD6W (幅45cm深型)
定価 199,000円 (税抜)
外国産→Miele G4800SCi(幅45cm)
定価 355,000円 (税抜)
【まとめ】
このように、国産と外国産では、見た目、機能、金額などさまざまな面で一長一短があります。
自身のライフスタイルを見直し、より自分に必要な機能を見極める必要がありそうですね。
しかし、国産・外国産共に食洗機は便利です。
手洗いよりも楽でありながら、節水などエコにもなります。
まだ、日本での食洗機の普及率は25%と低いですが、キッチンをお考えの際は是非食洗機も検討してみてください。
国産・外国産ともにメーカーもたくさんありますので、詳しいご説明などご入用でしたらお問い合わせ下さいませ。
NW