2019.10.07
その他
先日、第8回Abitalia cucinaが無事に終了いたしました。
田島裕美子先生をお招きしてのモロッコ料理教室でした。
日本ではあまり馴染みのないお料理ですが、皆様興味津々と
アイランドキッチンに集まって、楽しい雰囲気に包まれていました。
今回は、前菜、メイン、デザートを教えていただきました。
早速、前菜3種からご紹介いたします。
まず1種類目は『イワシのファルシ』
ファルシとは、肉や魚、野菜などの中に別の食材を詰め込んだ料理。
イワシを開き、スパイスやハーブを結構な量(想像以上の量!!)を振りかけて身をとじます。
その上にチーズをのせ、たっぷりのオリーブオイルをかけてオーブンで焼きます。
2種類目は、『エビと長いものブリワット』
ブリワットとは、日本の春巻きのような皮で具材を巻いた揚げ物料理。
みなさまにもご協力いただき、「アリッサ」と呼ばれる唐辛子ペーストやホーリーバジルを具材と一緒に包みます。
この間、キッチンの辺りにはホーリーバジルの清涼な香りが広がっていました。
※ホーリーバジルは、私たちがよく目にするバジルとは種類が異なります
3種類目は、『トマトとオレンジのサラダ』と『ババガヌーシュ』
ババガヌーシュとは、焼きナスに練りごまとオリーブオイル、他調味料と合わせて作る前菜。
3種の前菜をワンプレートに
ババガヌーシュはふんわり軽いペーストでありながら食べごたえがあり、とってもサラダと相性ばっちりでした。
メイン料理は『ケフタのタジン』
まずモロッコ料理と聞いて思いつくのがタジン鍋。(タジンとは煮込み料理のこと)
聞いたこと、見たことがあってもどんなお料理に使うのかイマイチぴんとこないですよね。
今回はモロッコの伝統料理”ケフタ”(国によって呼称が異なりますが、お肉にハーブ、スパイスを混ぜ込んだミートボールのような料理)を教えていただきました。
牛肉をミンチ状にしてクミン、コリアンダーなどのスパイスとハーブのミントを混ぜ込みます。
中近東などの料理でハーブやミントが使われるのは、食材本来の味を大切にするために、香りや色付け、食材の臭みを消す効果があると言われています。
ここでも参加者にご協力いただき、ささっと丸めてくださいました。
炒めたニンニクや玉ねぎにトマトを加えて煮てその上にミートボールを並べて蒸し煮にしていきます。
タジンの蓋の形によって蒸気を逃がさずに食材の水分だけで調理するので、 野菜やお肉の旨味がギュギュっと閉じ込められています。
お湯で戻したクスクスと合わせて、”ケフタ”の完成です。
イベント後に私たちスタッフも試食させていただきましたが、ミートボールはミントによる爽やかな風味がプラスされていてその食べやすさに2個3個と手が伸びました・・・
デザートは『ヌガー・グラッセ・パリジャン、プレーンの赤ワインコンポート』と『コルヌ・ド・ガゼル』
赤ワインで煮込んだプルーンを添えた軽い食感の冷たいメレンゲのデザート「ヌガーグラッセ」と角をモチーフにした焼き菓子「コヌル・ド・ガゼル」をご用意いただいきました。
デザートの写真を撮りそびれてしまいました・・・
今回、田島先生を初めてお招きして、慣れないキッチンでの調理は大変だったと思いますが、これまでと異なるジャンルのお料理をご紹介いただきモロッコ料理がカラフルでライブキッチンがとても華やかになり、とても素敵なAbitalia cucinaとなりました。先生に感謝しております。
また今回ご参加くださった皆様から、楽しかったとのお言葉をいただき、大変嬉しい限りです。
今後もAbitalia cucinaは続きます。皆様がほんのひと時でも、楽しく美味しく過ごしていただけばと願っております。
次回のご案内は、来週明けの予定です。
皆様楽しみにお待ちくださいませ。
NO/MT