2012.11.26
お知らせ
先日、水まわり用のコーティングを取り扱っている業者さんが、商品のPRに来社されました。
面白そうな商品だったので、ご紹介します。
来社された営業さんの説明によると、ガラス被膜によるコーティングで、耐久性が高い、耐熱性が高い、防キズ効果がある、完全無機で安全、抗菌・防サビ効果がある、といった特徴があるとのことでした。
よく見かける、車用のガラスコーティングと同じようなもののようです。
ガラスということなので、コーティングするとかなりツヤツヤになってしまって、元の素材の風合いが損なわれるのではないかという懸念があります。
そこで、キッチンのカウンターやドアに使う素材のサンプルを幾つかお渡しし、試しにコーティングをしてみて貰いました。
ステンレス(ヘアライン仕上)
左がコーティングなし、右がコーティングありです。(以下同じ)
人工大理石(デュポン・コーリアン/グレイシアホワイト)
艶消し塗装(Euromobil / Bianco opaco カットサンプル)
天然木突板(Euromobil / Rovere matter bianco カットサンプル)
ステンレスはコーティング有/無の境目がハッキリと分かりますね。
写真では分かりづらいですが、その他のサンプルも光を当てる角度を変えながらよく見ると、境目はわかります。
ただ、塗り分けないで全体にコーティングをすれば、ほとんど気にならないのではないか、という気もします。
試しに、ステンレスと人工大理石に水を掛けてみました。
コーティングしている方は、水が玉状になって、するすると流れていく感じです。
人工大理石の方は写真だと少し分かりづらいですが、やはりコーティングをしている方は水が玉状になり、それに比べると、コーティングしていない方はべたっとなる感じです。
正直に申し上げまして、思っていたよりも明らかな差が出ました。
この感じであれば、確かにコーティングをしている方は汚れが付きにくそうです。
新築だけでなく、使用中のキッチンにも施工可能だということですし、コストも納得感のあるものだったので、とても面白い商品だと思いました。
頂いたカタログにはそのような用途は載っていませんでしたが、レンジフードをコーティングすると、とても良さそうな気がします。
とは言え、まだまだ良くわからない商品なので、後日ペンや調味料等でもテストしてみるつもりです。
その様子もまたご紹介できればと思っています。