先週、ガス器具メーカー「Rinnai（リンナイ）」へ勉強会へ行きました。
多岐に渡る商品の中から、我々はキッチンメーカーとしてガスコンロと食器洗い乾燥機の2つがメインでした。
なかでも今回はグリル活用術としてグリルを使ったお料理をたくさん体験できたので、それらの内容を2回に分けてご紹介します。

ガスとIHでお悩みの方、ガスコンロの買換えをご検討の方、新築やリフォームをご予定の方、
リンナイと他メーカーとの違いが気になる方、少し長めの記事になりますがお付き合いください。

まず、リンナイだけの2つの機能のおさらいから勉強会はスタートしました。

※リンナイ-DELICIA（デリシア）モデルに搭載のヒートオフ機能とスモークオフ機能

■その1：ヒートオフ機能
アルミパネルにより、熱を分散・放熱させてトッププレートの表面温度の上昇を抑えて、煮こぼれや油はね等の汚れを焦げ付きにくくし、お手入れを簡単にする機能です。

フライパンを10分空焚きしたガスコンロをサーモカメラで見てみると、

カタログに記載されているヒートオフ機能がちゃんと働いていることがわかりました。

■その2：スモークオフ機能
グリル庫内の後方にある専用バーナーで、焼き魚などを調理した際の煙やにおいを焼き切り
煙・においを抑える機能です。

旬の秋刀魚を3匹ずつ焼いて煙とにおいの発生量の差を実験・体験しました。
右側がスモークオフ機能有です。
動画では煙の量の違いが良くわかります。
実際にはにおいの差も歴然でした。
https://www.youtube.com/watch?v=k_Abo51y7Kg

 

そして「なぜバーナーのおかげで煙がにおいがなくなのか？」については、お香とチャッカマンを使った実験で、「バーナーで焼き切る=完全燃焼させると煙・においが出なくなる」事を実証してくれました。
https://www.youtube.com/watch?v=47r2xjdHOjs

カタログに記載されているスモークオフ機能がちゃんと働いていることがわかりました。

この2つの機能はリンナイのデリシアモデルだけなので、ガスコンロを選ぶ際の1つのポイントですね。

平行して、今回の勉強会の目玉であるグリルを使った調理+試食を何品か行いました。

1品目：秋刀魚3匹-調理方法：焼き網で焼く
オートメニュー機能で焼き上がりも完璧です。

2品目：トースト-調理方法：クッキングプレートで焼く
秋刀魚3匹を焼いたグリルでそのままトーストを焼き始めました。

匂いを気にする我々に「大丈夫です♪」と笑顔のお返事。
疑心暗鬼のまま焼き上がりを待つこと3分…パンの匂いしかしない、普通のトーストをが完成しました。

においがつかない理由は
「食べ物を加熱すると食べ物自身が持つ水分が外へ出ようとするので、加熱中はにおいが入らない」からです。
知識としては知っていたのですが、体験して腑に落ちました。

3品目：秋刀魚2匹-調理方法：グリルプレートで焼く
脂が受け皿（グリル皿）に落ちないので、焼き網を使うよりお手入れが楽になります。
グリルプレートはフライパンと同じお手入れでOK、食洗器もOKだそうです。

焼き網で秋刀魚を焼いたグリル皿の脂は目を背けたくなります。

「グリルプレートは便利だな」と思ったのも束の間、更に脂がグリル庫内や前面のガラスのドアに飛び散らないココットが登場しました。
4品目：秋刀魚2匹-調理方法：ココットで焼く

ココットを使えば庫内の両端のパーツは調理後も綺麗です。

焼き上がりは蒸し焼きっぽくなっていました。

5品目：唐揚げ-調理方法：ココットでノンフライ
鶏ももに唐揚げ粉をつけただけと、楽ちんです。
私はノンフライの唐揚げを初めて食べたのでよくわかりませんでしたが、「家電のものより、ガスならではの高温調理ができるので食材の水分や脂が落ちすぎない。P社のノンフライの唐揚げは鶏ももが胸肉の様になってしまう」そうです。

6品目：スポンジケーキ-調理方法：ダッチオーブンで焼く
混ぜて焼くだけの簡単なレシピですが、見た目以上に美味しかったです。

7品目：グリルでトーストと卵料理を同時に調理する-調理方法：クッキングプレートで焼く
こちらは我々の要望に応じ急遽追加されたので、調理時間が少なく焼きが甘いです。
野菜やベーコン、ウィンナーなども同時に焼くことができます。

お腹も頭もいっぱいになったところで、 我々は調理室からショールームへ移りました。
食器洗い乾燥機ついては次回の記事でご案内します。

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