日頃よりEuromobilのキッチンをご使用頂いてる方々も、ご興味を持っていただいている皆様も…お待たせ致しました！

この冬、イタリアのEuromobil社より新作が発表されました。
以前ご紹介をした、2014ミラノサローネで展示されていたモデルです。

今回はそのうちのひとつ、”ANTIS”をご紹介します。

トーンを抑えたシックなカラーリングは、大人っぽく落ち着きのある品の良さが出ています。
さらにウォールナットの木目を合わせることで光る、遊び心のセンス。
さすが、デザインの国イタリア！

私なりにではありますが、少し解説をさせていただきます。

 

■デザインについて

リビングとキッチンを繋いで、コミュニケーションの流れをつくることが得意なEuromobilですが、さらに今回も新たな提案をしました。
キッチンのキャビネット同士を繋ぐ様に、ワークトップ兼ダイニングテーブルを渡しています。
このデザインによって、アイランドにありがちな「カタマリ！」感をなくした軽やかなフォルムとなりました。

モデル写真のようにワークトップに違う素材を使えば、パン生地をこねたり、お料理の準備や盛りつけをするお気に入りの作業スペースとなります。
対面したときの距離感が近いので、家族やお客様とのコミュニケーションにも一役買ってくれそうです。

 

■カラーについて

自然で優しい印象のアースカラーが多く登場しています。

差し色としてのダークカラーも、マット仕上げのため落ち着いた印象です。

LDK空間に溶け込むようでいて、スパイスを効かせたカラーも忘れていません。

■面材について

今回、一番のニュースといえばこちらの面材ではないでしょうか。

これは何だと思われますか？
”ECOMALTA”（エコマルタ）というもの。
マルタとはイタリア語で、モルタルの意味です。日本でもよく使われる建築材料ですね。
エコマルタはモルタルと見た感じの雰囲気は似ていますが、実は全くの新素材です。
扉から天板にまで使えます。

廃棄時に再生可能な珪藻土や川砂を練り合わせて、職人の手により幾重にも塗り重ねて作っています。
性能も素晴らしく、吸水性が低く、耐熱性や対衝撃性に優れていますので、キッチンの面材として申し分ありません。

昨今のヨーロッパのトレンドは、ラスティック！
ラスティックとは、使い手と作り手や、人と自然の距離を近く感じられる素材感のあることを指します。
今回はラスティックなキッチンを実現する為に、環境に優しく、使い勝手の良い素材が開発された、というわけですね。
新たな技術をいち早く取り入れ、キッチンデザインをイノベーションし続ける力があることもEuromobilの強みです。

その他、天然木練付からも新たなラインナップが出ています。

板目や節の配置は、無垢材では表現しきれない美しいパターンだと思います。
この荒々しさをあえてラインナップに登場させたところ、さすがですね。

さすがさすがと何度も繰り返してしまいましたが、Euromobilのことを良く知るたびに、デザインの力や新たな技術を求める力、そしてそのバランス感覚に感動してしまう私です。

今回はこの熱い想いが少しでも伝わればと思って綴りました…！

お近くにお越しの際は是非ショールームにお立寄り下さい。
１月末日には大阪ショールームがリニューアルオープンを致します！
お待ちしております。

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