Euromobil

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2010.05.11

イベント

ミラノサローネ・ユーロクッチーナ2010 [レポート6]

 

さて、総括です。

 

繰り返しになりますが、今回のユーロクッチーナのテーマは「リビング・ダイニング・キッチンの同質化」であったと思います。
このフレーズだけだとちょっと言葉足らずですが、単純にLDKで同じ面材を使ったりしてデザインを統一する、ということではなくて空間としてLDKの境目が曖昧になってきている、ということです。

これまで5回にわたり、「こんなのが多く目に付いた」というポイントをご紹介してきました。

1.見せる・隠す → キッチンからキッチンらしさを消す

2.低いトールユニット → 空間に開放感を与え、LDKの境界を曖昧にする

3.細長いウォールユニット → キッチンからリビング・ダイニングへ違和感の無い連続性をもたらす

4.斬新なテクスチャ → キッチンに家具のような質感を与える

5.電動化・自動化 → 技術的に設計の自由度が増し、これまでにないプランが出来るようになった

このように、全てのポイントが一つのテーマ=「リビング・ダイニング・キッチンの同質化」に向かっているように思いました。

ちなみにEuromobilはどうだったか・・・と申しますと、Euromobilのプレス資料に、見出しとしてこのような言葉が書いてありました。
「Trasversal and planning freedom」
直訳すると、「横断と設計の自由」となるでしょうか。
私は、「設計の自由度が増し、キッチンだけでなく住空間をより横断的にデザインできるようになった」という意味だと解釈しました。

今回のEuromobilのブースです。



キッチンのみの展示は1セットもありません。
全て、住空間トータルでの展示です。
ここまで徹底していたメーカーは他には無かったと思います。

Euromobilの従来からのコンセプト「Living & Cooking」といい、今回の展示といい、メインの住空間に調和するそのキッチンは、時代を先取りしていたと言えるのではないか・・・
自分たちの扱ってる商品なので贔屓目に見てしまうからかもしれませんが、そんな風に思えるわけです。

以上、ユーロクッチーナのレポートは今回が最終回です。
ちょっと引っ張り過ぎましたね。しかも最後は宣伝みたいになってしまいました。
ともあれ長々とお付き合い下さいまして、どうもありがとうございました。

K.B.


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