2011.07.12
イベント
キッチンのカウンタートップに使用される素材は様々です。
人工大理石、ステンレス、天然石、人工クオーツ、メラミン、等々。
中でも、人工大理石はその加工性の高さと色柄の豊富さで人気です。
ただ、お客様の中には「人工大理石は汚れに弱い(染みがつく)」とのイメージがあって
使用を敬遠される方もいらっしゃいます。
「クリームクレンザーを付けたウエス(布きれ)で拭けば、殆どのものが綺麗に除去できる」
というのが定説ですしメーカー資料にもそのように載っていますが、実際どうなのか。
自分の目で確かめないと信じられない性格なので、実際に試してみました。
使用した人工大理石はこちら。
日本ではおそらくトップシェアでしょう。デュポン社のコーリアンです。
色はグレイシアホワイトです。
まずは醤油とソースで実験しました。
実験は5月29日スタートです。
これから常温で保管します。
7月6日。カピカピに乾いてます。
なかなか記事が書く時間が無くて随分長い間放置してしまっていたので、
条件としてはかなりシビアだと思います。
水で流すと・・・
醤油はこすらなくても除去できました。
ソースはスポンジで軽く擦ると除去できました。
乾燥後。
両者とも、目視では完全除去といえるレベルだと思います。
これでようやく記事アップできると思っていたところ新たな情報が。
・調味料の中では、カレー粉が一番染み易い
・花粉もかなり手強いらしい
となると、試さずにはおれません。
早速実験です。
ついでにケチャップも試します。
実験スタートは7月6日です。
カレー粉は若干の水分を加えて、よりシビアな条件にしています。
7月12日。
ケチャップとカレー粉は水分が殆どなくなっています。
花粉は全く変化が無いように見えます。
水で流します。
意外とカレー粉は水だけで結構落ちました。
スポンジで軽く擦ると、ケチャップは完全に除去できました。
カレー粉はよーく見ると少し跡があるような・・・という感じです。
花粉が一番頑固に残っています。
中性洗剤(台所用洗剤)をつけてスポンジで擦ると、カレー粉と花粉も綺麗に落ちました。
乾燥後。
醤油、ソースと同じく、目視では完全除去と言えるレベルです。
デュポン社の資料によると、カレー粉は中性洗剤では完全には除去できない(クリームクレンザーで除去できる)となっていますが、実際は中性洗剤でもこれぐらいしっかり除去できました。
大した手間なく、普段のお掃除で十分汚れは取れると言えるのではないでしょうか。
取り急ぎ実験結果だけですが、キッチンのカウンタートップで悩まれている方の参考になれば幸いです。
K.B.