2011.09.27
イベント
先日、LIVING&DESIGNの一環で開催された「HAFELEキッチンセミナー」に参加してきました。
なるほどと思わせる納得のセミナーでした。
長くなりますが、内容を紹介させていただきます。
テーマは「ユーロスタイルのトレンドキッチン収納」。
一言で言うと、家事効率の上がる効果的なキッチンの作り方です。
話はまず、生活の実態を検証する事から始まります。
ある調査によると、
一般的に女性の平均家事労働時間は約6時間/24時間で、一日のおよそ25%とのこと。
・・・長いですね。
そして、家事労働時間のうちの多くを過ごすと考えられる“台所”の面積は住空間面積のうち平均13%とのこと。(HAFELE&ケッセベーマー社調べ)
・・・狭いですね。
一日のうち約4分の一の時間を過ごす台所の面積が、家全体の約8分の一にしか満たないという結果です。
相対時間に対して相対面積が少ないようです。
(家事にはもちろんキッチン以外での作業もありますが、、、)
日本の家庭におけるキッチンの狭さを実感しました。
さて、キッチンの面積を増やすのは難しいとしても、「どうやってキッチンでの家事効率を上げるのか?」これが本題です。
ポイントは、
●空間を有効に使って収納できること
●少ないアクションで、ものを見つけ出し、手に取り、元の場所へ仕舞えること。でした。
この理想を実現する具体的な手段として、ユーロスタイルの様々なキッチン収納金物が紹介されました。
例えばこちら。
背の高い収納を引き出すと、ワイヤーバスケットが現れます。
このバスケットはフックに引っ掛けて高さを調整できるので、ものの高さに合わせて空間を有効に使えます。
ワイヤーなので何が入っているか一目瞭然です。
沢山ものを入れても、軽く引き出せるのも魅力です。
手前のモノを一旦よけて、奥のものを探し出す、そういう手間が省けます。
つづいてこちら。
このバスケット。レールとバスケットを簡単に着脱できます。
キッチン以外でも使うような洗剤や掃除道具を入れると、バスケットごと外に持ち出すことが可能です。
レール付なので、手前に引き出す出すのも簡単です。
最後にこちら。
これは足元にペダルのついたゴミ箱ユニットです。
ペダルを踏めば手を使わずにゴミを捨てることができます。
より少ないアクションを可能にしていました。
ここで取り上げたのはほんの一部ですが、あるといいなと思えるアイテムばかりでした。
キッチンの作り方次第で、キッチンでの作業は効率アップし、さらには楽しくもなりますよね。
「スマートな収納と効率的なアクションからキッチンを考える。」
とても面白いセミナーでした。
ハーフェレさん、どうもありがとうございました。
最後に、セミナー開催と併せてHAFELEさんのショールームに展示されていた家具や器。
面白いものがあったので紹介して終わります。
「株式会社 能作」さんの器。
「錫」でできた器だそうで、ぐにゃりと曲がります。
入れるモノによって姿を変える、面白い器ですね。
以上、セミナー報告でした。
T.O.