先日、Euromobil大阪ショールームでHAFELEさんのセミナーが開催されました。
今回は、5月にドイツで開催されたインターツームの内容でした。

キッチンや家具は使用する金物によって使い勝手が大きく影響を受けるため、金物メーカーも新商品の開発に力を入れています。

Euromobilも、キッチンのデザインはもちろん、一流メーカーの金物を採用してその機能性を高めています。
ですから、偶数年に一度開催されるキッチン展示会ユーロクッチーナ同様、奇数年に一度開催される金物見本市“インターツーム”も注目です。
セミナーで取り上げられていた新商品(開発中も有り)を数点ご紹介いたします。
まずは、引き込み扉用の金物です。
『Hawa/Folding Concepta』

写真は開扉用ですが、折れ戸用の金物も開発されているそうです。
上吊りの金物で、下にレールの設置が不要な点が特徴。

壁付けのキッチン全体を覆うように扉を設置して、キッチンを使う時は全開に、使わない時は隠してしまうという使い方が可能です。

ヨーロッパではここ数年、“リビングキッチン”というコンセプトが主流になっているとのこと。
リビングとキッチンの境目が緩やかになることによって、空間の構成に影響を与える金物類も進化しているということのようです。

引き込み式金物もこの一例です。
続いて、ヨーロッパでは高級キッチンメーカーが採用している引出しレール『Grass』社の新商品。
これまではメタル色がスタンダードでしたが、新しく黒色の側板が発売となります。

キッチンの引出しを開けた時に見えるのがレール。
内部にまでこだわった仕様です。
キッチン表面の面材の色に合わせて、内部レールの色をコーディネートできるという提案です。
そして、同じように収納内部までこだわりたい方の為の新商品がこちら。
丁番用化粧カバーです。
『Salice/Lapis』。

イタリアでデザイナーや職人さんが使用する“Lapis”という楕円型の鉛筆をモチーフにしているそうです。

最後に、キッチンまわりで使える小物のご紹介です。
『AGO-Wipw Waste Collector』

キッチンの扉に引っ掛ける簡易ダストボックスで、
三角コーナーの代わりになりそうです。
インターツームで発表される金物は、開発途中の商品もあります。
様々な改良を経て商品が発売されます。
私達も商品を吟味してお客様にご提案させていただきいと思っております。