2019.10.07
アビタリアクッチーナ
先日、Euromobil主催のお料理教室、第8回Abitalia cucinaが無事に終了いたしました。
今回は、田島裕美子先生をお招きしてのモロッコ料理教室でした。
日本ではあまり馴染みのないお料理ですが、皆様興味津々でアイランドキッチンに集まって、楽しい雰囲気に包まれていました。
今回は、前菜3種、メイン、デザートを教えていただきました。
前菜3種からご紹介いたします。
◆前菜1 ~イワシのファルシ~
ファルシとは、肉や魚、野菜などの中に別の食材を詰め込んだ料理。
イワシを開き、スパイスやハーブを結構な量(想像以上の量!!)を振りかけて身をとじます。
その上にチーズをのせ、たっぷりのオリーブオイルをかけてオーブンで焼きます。
◆前菜2~エビと長いものブリワット~
ブリワットとは、日本の春巻きのような皮で具材を巻いた揚げ物料理。
今回は皆様にもご協力いただき、「アリッサ」と呼ばれる唐辛子ペーストやホーリーバジルを具材と一緒に包みます。
キッチンにホーリーバジルの清涼な香りが広がっていました。
※ホーリーバジルは、私たちがよく目にするバジルとは種類が異なります
◆前菜3~トマトとオレンジのサラダとババガヌーシュ~
ババガヌーシュとは、焼きナスに練りごまとオリーブオイル、他調味料と合わせて作る前菜。
ババガヌーシュはふんわり軽いペーストでありながら食べごたえがあり、サラダと相性ばっちりでした。
3種の前菜をワンプレートに盛り付けます。
お次はメインデッシュです。
◆メイン~ケフタのタジン~
まずモロッコ料理と聞いて思いつくのがタジン鍋。(タジンとは煮込み料理のこと)
耳にしたことがあってもどんなお料理に使うのかいまいちピンとこないですよね。
今回はモロッコの伝統料理、”ケフタ”(お肉にハーブ、スパイスを混ぜ込んだミートボールのような料理)をタジン鍋で調理するレシピを教えていただきました。
牛肉をミンチ状にしてクミン、コリアンダーなどのスパイスとハーブのミントを混ぜ込みます。
中近東料理でハーブやミントが使われるのは、食材本来の味を引出すことに加え、香りや色付け、食材の臭み消し効果があると言われています。
ここでもご参加の皆様ご協力いただき、ミートボールを丸めて下さいました。
炒めたニンニクや玉ねぎにトマトを加えて煮てその上にミートボールを並べて蒸し煮にしていきます。
タジンの蓋の形によって蒸気を逃がさずに食材の水分だけで調理するので、 野菜やお肉の旨味がギュっと閉じ込められています。
お湯で戻したクスクスと合わせて、”ケフタ”の完成です。
イベント後に私たちスタッフも試食させていただきましたが、ミートボールはミントによる爽やかな風味がプラスされていて、その食べやすさに2個3個と手が伸びました・・・
◆デザート~ヌガー・グラッセ・パリジャン、プレーンの赤ワインコンポートと、コルヌ・ド・ガゼル~
赤ワインで煮込んだプルーンを添えた軽い食感の冷たいメレンゲのデザート「ヌガーグラッセ」と、角をモチーフにした焼き菓子「コヌル・ド・ガゼル」をご用意いただいきました。
デザートの写真を撮りそびれてしまいました・・・
今回田島先生には初めてAbitalia cucinaでの講師を務めて頂き、ショールーム用キッチンでの調理は大変だったと思います。
これまでと異なるジャンルのお料理をご紹介いただき、カラフルなモロッコ料理でライブキッチンがとても華やかになり、素敵なAbitalia cucinaとなりました。
ありがとうございました。
また今回ご参加くださった皆様から、楽しかったとのお言葉をいただき、大変嬉しい限りです。
今後もAbitalia cucinaは続きます。
皆様がほんのひと時でも、楽しく美味しく過ごしていただけばと願っております。
次回のご案内は、来週明けの予定です。
皆様楽しみにお待ちくださいませ。
NO/MT