ショールームのご予約、プラン作成、お見積のご依頼、その他各種お問い合わせ
ユーロモビルのカタログや資料をご用意しております
2026.07.31
前回の続きです。
日本の家庭で一般的な天吊り型フードはほとんど見かけなかったと、石川さんは仰っていました。
一時多く見られた装飾的なワイドスパンのレンジフードもほとんどなかったそうです。

かわりに多く見られたのが、IHとフードが一体となったこのタイプだそうです。
レンジフードのファンはカウンター下にあります。ダクト廃棄する場合は、収納内でダクト接続して床下に抜きます。ヨーロッパでは循環型排気(取り込んだ空気を室外に排出せず、フィルターで浄化して再度室内に排気するタイプ)のフードも一般的で、その場合は、カウンター下は収納として使えます。

昨今はより建築と一体化したインテリア的なキッチンデザインが人気です。
こうしたIH一体型であれば、キッチンデザインを妨げることなく機能を設けることができますね。
残念ながら、日本では消防法の関係でまだ認可がおりていませんが、アリアフィーナの生みの親であるelica社が日本で販売してくれることを願うばかりですね。
〇 トレンド③マットガラス仕上げ
これまでビルトイン機器のフェイスは鏡面ガラスが主でした。MieleもGAGGENAUもASKOもBarazzaもSMEGもそれはみな共通でしたが、ここにきてマットガラス仕上げが登場したそうです。
石川さんはその背景には、前回の記事で書いた温かみのあるテクスチャーがあるとみています。
建築、キッチンがマットで落ち着いた意匠になっている中で、ツヤツヤとした機器のガラスフェイスは目立ちます。
よりインテリアに馴染みながらも高級感のあるマットガラスがトレンドになりつつあります。これはIHだけでなく、オーブンのフェイスなどにもみられたようです。

〇 トレンド④IH一体型カウンターの減退
2年程前からミラノサローネで見られ、日本でもTPB Techさんなどが取り扱っているカウンター一体型IHは、あまり見かけなくなっていたそうです。
2年前に私がミラノサローネとミラノ市内(フュオリサローネ)を視察した際は、このタイプが出始めており、ガゲナウなどのミラノショールームでも展示されていました。
使うまではどこに機器があるかわらかない位機器の存在感が一切なく、五徳や段差がないので調理がしやすいというのが売りです。

衰退ぎみの原因は、やはりメンテナンスのリスクでしょうか。機器のみ入れ替えることができないので、将来機器が壊れた際には天板入替となるリスクを孕んでいます。
ただ、カウンターを広く使えるためシェフには人気なようで、デモンストレーションキッチンやショールームでの採用は続いているということでした。
【NicolaTesla(ニコラ・テスラ)】
ニコラ・テスラはelicaが作るフード一体型IHです。
ニコラ・テスラ自体は、数年前から発売されていますが、今年はフードの本体部がH200mm以下となり、カウンター下の有効スペースが広がっています。
また、IHのジェネレーター(電磁力を生むところ)を自社で製作しており、ジェネレーターを通常の正円から楕円形にすることで、熱源率を効率化させたそうです。

【IH+フード+スチームオーブン】
Euromobilのミラノサローネブースで見られた機器です。
elicaのニコラ・テスラの下にスチームオーブンまで一体になっています。
オーブン庫内のスチームや臭いも内部のフードで処理されるので、庫外に広がらない設計です。


【W300のカウンター下ワインセラー】
EurocaveやLIEBHERR(リープヘル)のカウンター下ワインセラーは、W600です。
「ワインセラーのあるキッチンに憧れるけど、実際置く場所がない!」という方にはうってつけです。
高さは820mmなので、日本で一般的なカウンター下H850にも収まります。

ご紹介したelicaの商品は、まだ日本では発売未定です。
elicaの日本マーケティング担当の石川さん曰く、日本で関心が高ければ発売に向けて動く可能性もあるとのこと。期待しましょう!