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2026.07.19
Panasonicのビルトインオーブンレンジがよいと、ここ最近よくお声を頂きます。
ビルトインオーブンに電子レンジ機能がついたものは、現在、ドイツのMiele2機種、リンナイのG:Lineモデル、そしてパナソニックのオーブンになります。
どういった点が好評なのか、3社を比較しながら検討しましょう。
Panasonic NE-DB1000
外形寸法:W595、D449、H464 mm
電源:単相200V

Miele H7440BM
外形寸法:W595、D569、H456 mm
電源:単相200V

リンナイ RKO-M31E
外形寸法:W597、D433、H455 mm
電源:単相100V

3社どの機種もカウンター下にもアイレベルにもビルトインすることができます。
パナソニックのオーブンレンジは、カウンター下に設置する場合はストッカーと呼ばれる収納部分を下に置き、パナソニックのIH下へ組み込みます。
例えばIHで調理してすぐにオーブンで火入れするお料理などは、タテの動線のみで作業できます。
アイレベルに設置の場合、どのオーブンもオーブンユニットと呼ばれる背の高い収納棚に組み込みます。
アイレベルは、海外キッチンのような意匠にできるのが魅力です。また腰を屈めなくてよいので、鉄板の出し入れが楽にできます。


| 価格(税込) | 庫内容量 | 電子レンジ出力 | オーブン温度 | |
| Panasonic | ¥319,000 | 30 L | 150~800Wの5段階 300+スチーム | 30~230℃ |
| Miele | ¥539,000 | 43 L | 80~1000Wの7段階 | 30~250℃ |
| リンナイ | ¥541,200 | 30 L | 200~1000Wの4段階 | 100~250℃ / 300℃ |
庫内容量とレンジの出力段階では、Mieleに軍配があがります。
オーブンの最高温度は、リンナイが300℃となっていますが、こちらは最大10分間で、それ以後は250℃に切り替わるので、実際はMieleと大差なしです。
このスペックだけで見ると、Panasonicは可もなく不可もなくといったところでしょうか。
今度はレンジ機能のスペックを比較してみます。
| 自動あたため | その他機能 | |
| Panasonic | あり | 300Wレンジ+スチーム |
| Miele | なし | レンジ+オーブン |
| リンナイ | あり | 料理に合わせたあたため |
パナソニックの「300W+スチーム」は、300Wの電子レンジにスチームをプラスできる機能です。酒蒸しなど、しっとりふっくら温めたい時に有用です。
Mieleの「レンジ+オーブン機能」は、食材の内部はレンジで加熱し、表面はオーブンで焼きつける機能です。先日参加したMieleの研修会で、この機能を使って4品調理のデモンストレーションがありました。
Mieleは自動あたためモードはありませんが、よく使う設定をクイック電子レンジに保存できます。
リンナイの「料理に合わせたあたため」とは、「揚げ物→天ぷら」や、「パン→ロールパン」などかなり詳細なレンジの自動機能がついていることです。
料理の自動調理機能は3メーカー共に備わっていますが、レンジ機能で詳細なメニュー設定ができるのは、リンナイだけでした。
次はオーブンの加熱方法を比較しました。主だった機能を抽出して比較しています。
| 熱風 (ベーシックなオーブンモード) | グリル (上面に焼き目をつける) | 過熱水蒸気 | |
| Panasonic | あり | あり *スチームプラス | なし |
| Miele | あり | あり *レンジ+グリル、熱風グリル | なし |
| リンナイ | あり | あり *ウォーターグリル | あり |
リンナイのみ過熱水蒸気機能が付いています。これは100℃以上に加熱した水蒸気によって食材を焼く機能です(シャープのヘルシオと同じ性能)。
発酵モード:全ての機種にあり
解凍モード:全ての機種にあり
スチーム:Panasonic・リンナイはあり、Mieleは2機種ともなし
最後に操作パネルの比較です。全ての機種がタッチパネル式です。



パナソニックが最もシンプルです。慣れれば考えずに操作できそうです。
Mieleは各オーブンモードにワンタッチでアクセスできる点が魅力です。
また唯一、ディスプレイに常時時計表示があります。
Mieleからパナソニックのオーブンレンジへ入れ替えたお客様で、この時計表示が無くなって意外と不便しているとお声を頂いたことがあります。
リンナイは日本の企業らしく、日本語での表記、選びやすいカテゴリー分けなどが親切です。説明書を見なくても操作できそうです。
例えば発酵モードの設定の仕方で比較してみましょう。
パナソニック:モードを「余熱なしオーブン」に設定→温度と時間を設定→スタート*後からスチームありなしを追加する
Miele:一番右の四角が重なったアイコン→イースト生地の発酵を選ぶ→温度と時間を設定→スタート
リンナイ:Manualボタン→「発酵」→スチームありなしを選ぶ→温度と時間を設定→スタート
パナソニックが一番直線的な操作です。
リンナイも分かりやすいですが、Mieleは四角のアイコンに発酵モードがあることが一見でわからないがネックです。
こうしてみると、レンジとオーブン性能の多彩さはリンナイが最も優れています。
また、庫内容量やレンジのワット数、オーブン温度などの基礎力は、Mieleが最も優れています。
操作面ではパナソニック続いてリンナイが優位です。
Panasonicオーブンレンジが好評な理由は、価格が3社の中で最もお手頃でありながら(20万円ほど違います)、全てにおいて良い意味で平均的なスペックを備えている点でしょう。
普通のオーブンでは物足りず、火加減や仕上がりに徹底的にこだわりたい方は、リンナイやミーレの多彩なオーブンモードが適しています。
それよりもシンプルで分かりやすく、日常的な食品のあたためやオーブン料理、蒸し物を簡単な操作で楽しみたいユーザーの方には、パナソニックが合います。
ご紹介した全ての機種は弊社で取り扱っております。
外形寸法は概ね互換性がありますが、扉の被りシロなどに誤差がありますので、入替の方は特にご注意ください。
YM