ショールームのご予約、プラン作成、お見積のご依頼、その他各種お問い合わせ
ユーロモビルのカタログや資料をご用意しております
2025.09.25
ドイツの高級家電メーカーGAGGENAU(ガゲナウ)の芦屋ショールームを訪問し、カタログではわからない機器の細かな仕様などを伺ってきました。

先日別記事でお伝えしましたように、フロントパネル付きのW600モデルが在庫限りで終売となります。
人気だったモデルが終売になる理由を伺ったところ、ドイツ本国では何種類かあるフロントパネルタイプの内、日本で販売しているモデルが生産終了となったそうです。
ヨーロッパではオールドアタイプが主流となりつつあり、ゆくゆくは本国でもフロントパネルタイプの生産は縮小されていく見込みとのこと。

GAGGENAUのビルトインIHは、Vario200・400シリーズ、4口の200シリーズがあります。
それぞれの製品詳細は下記よりご覧頂くとして、今回はその中で温度設定機能をピックアップしてご紹介します。
日本のIHやガスコンロにはほとんどの機種で「揚げ物モード」などの名称で温度設定機能が付いていますが、海外製はあまりついていません。その背景には海外の家電製品(特にドイツ製品)は、性能はシンプルにして耐久性に特化するという考えがあります。
例えば同じドイツのMiele(ミーレ)はどの機種にも温度設定機能はついていません。
GAGGENAUと同じBSHグループのBOSCH(ボッシュ)は、4段階の設定が可能です。
GAGGENAUは、エントリーモデルのCI 261 114を除く全ての機種に温度設定機能がついています(フライセンサー)。
また別売のワイヤレス温度センサーをお鍋に取り付ければ、5℃刻みでの調節も可能になります。(一部機種)
▼フライセンサー
A1~5までの5段階設定
*鍋の中身は下の鍋底温度より-20~30℃とお考え下さい
| 温度設定 | 火力 | 鍋底温度 | 適する料理 |
|---|---|---|---|
| 1 | ごく低温 | 120℃ | バターを溶かす・オリーブオイルを温めるetc. |
| 2 | 低温 | 150℃ | オムレツ・バターソテーetc. |
| 3 | 中温 | 180℃ | 魚のグリル・ソーセージ・厚みのある食材調理 |
| 4 | 中高温 | 210℃ | ステーキ・揚げ物etc. |
| 5 | 高温 | 240℃ | お肉のグリル・ポテトフライなどの高温調理 |

▼調理センサー
お鍋に別売のワイヤレス温度センサーをつけて温度をコントロールします。
フライセンサーがIHに内蔵されたセンサーで温度を感知するのに対し、こちらはお鍋の温度を直接感知し、5℃刻みで温度設定できます。
使用するお鍋に受けとなるシリコンパッドを貼り、そこにセンサーをくっつけて鍋の温度を測ります。

こちらの機能はコントロールノブが付いたモデル、CI 282 112とCI 262 115にのみに備わっています。



長くなりましたので、続きは次回アップします。
YM