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2025.07.12
大阪本町にあるMiele experience center(ミーレ・エクスペリエンス・センター)にて、Mieleの機器研修会に参加してきました。
今回は人気の洗濯乾燥機のレポートをお伝えします。
▼前回までのレポート
【ラインナップ】
まずはラインナップのご紹介です。
Mieleには洗濯機のみ、乾燥機のみ、どちらも備わった洗濯乾燥機と3種類あります。
全ての機種がビルトインと単独置き(フリースタンディング)の両方で設置可能です。
洗濯機 | W1 (WCI660 WPS) | ¥473,000 *税込(以下同) |
衣類乾燥機 | T1(TCJ680 WP) | ¥473,000 |
洗濯乾燥機 | WT1(WTR860 WPM) | ¥550,000 |
WT1(WTD160 WCS) | ¥418,000 |
ではショールームで伺ったお話を含めつつ、それぞれをご紹介します。
【洗濯機 W1】
WCI660 WPS
サイズ:W.596×D.636×H846~854mm
洗濯・脱水容量:9kg
標準仕様水量:75L
右ヒンジ
Mieleの洗濯機の特徴は何といっても多彩なプログラムです。
シルクやウール、ダウンなど今までクリーニング行だった衣類も自宅で洗うことができます。
仕上げにスチームをあててしわを伸ばし、アイロンの手間を省くプレアイロニングという機能も備わっています。
【洗浄モード】
ほとんど毎日お洗濯するような日本の家庭では、毎日のお洗濯でもデリケートモードで十分です。
衣類量は2~3kgと表示がでますが、日常的な汚れのものであれば6kg程度までいれてもOKとのこと。
強力洗浄モードであるコットンモードは、週末にまとめてお洗濯する欧米での洗濯物を想定した強さになっており、日本の家庭で日常使う程度では強すぎるそうです。
【Twin Dosー洗剤自動投入機能】
洗剤自動投入機能Twin DosもMieleの大きな特徴です。
下部に洗剤コンテナごとセットしておけば、お洗濯の度に洗剤を投入する必要がありません。
柔軟剤も同じようにセットできます。
Mieleの専用洗剤もありますが、コンテナ容器を購入すれば他メーカーの洗剤もセットすることができます。
この機能は洗濯乾燥機の上位モデルWTR860 WPMにも備わっています。
【衣類乾燥機】
TCJ680 WP
サイズ:W.596×D.636×H846~854mm
洗濯・脱水容量:9kg
運転時間:189分 *コットンノーマルプログラム最大容量時
左ヒンジ
衣類乾燥機があれば、天候や時間を気にせずお洗濯ができます。欧米では外に洗濯物を干す習慣がないため、衣類乾燥機が浸透しています。
こちらも多彩なプログラムが搭載されており、ウールやシルクも乾燥機にかけることができます。
W1洗濯機と並列で置いた時にスムーズに衣類の移動ができるように、左吊元となっています。
【リンナイの乾太くんとの比較】
ガスメーカー、リンナイから発売されているガス洗濯乾燥機乾太くん。SNSなどでもタオルがふわふわになると話題です。
乾太くんとMieleのT1乾燥機の差異を伺いました。
MieleのT1のエクストラドライでの衣類マイナス乾燥率が-2%程度なのに対し、乾太くんの衣類マイナス乾燥が-10%程度あるそうです。なので乾燥度合では乾太くんに軍配が上がります。
*マイナス乾燥率は、元々濡れる前の状態から乾燥させる度合。マイナス値が大きいほどからっと乾くことを意味しています。
Mieleはドイツ生まれのため、欧米での使用を想定した作りになっています。
欧米では洗濯物をそこまでカラカラに乾かすことがないそうです。概ね乾いたら後はクローゼットにしまって自然乾燥させるのだとか。乾燥したヨーロッパの気候ならではですね。
【洗濯乾燥機】
①WTR860 WPM
サイズ:W.596×D.637×H850mm
洗濯・脱水容量:8kg
乾燥容量:5kg
右ヒンジ
上記の洗濯機と乾燥機両方を1台で叶えたのが、こちらのWTR860 WPMです。
洗濯プログラム、乾燥プログラムは上の各機種と同じです。
洗剤自動投入のTwin Dos機能もあります。
1台二役の美味しいとこどりのような機種です。
操作はタッチディスプレイです。
デメリットとしては、2機能を一つにまとめている分それぞれ単体に比べると基本能力が下がります。
例えば洗濯の標準使用水量は、W1(洗濯のみ)が75Lに対し、こちらは85Lです。
またT1(乾燥のみ)が消費電力1.45kWhに対し、こちらの機種は3.3kWhです。
②WTD160 WCS
サイズ、容量等は①と同じ
右ヒンジ
こちらは洗濯乾燥機のエントリーモデルとなっています。
WTR860に比べるとプログラム数が減ってシンプルになり、操作部はダイヤル式になっています。
基本の洗浄・乾燥能力はWTR860と変わりません。
【洗濯乾燥機の使用頻度】
毎日乾燥機を回すご家庭は、1台二役の洗濯乾燥機はあまり適していません。
乾燥ヒーターに洗濯の糸くずが溜まり、5~6年程度で乾きが悪くなってしまいます。
メンテナンスをして使い続けることも可能ですが、20年の耐久を想定して作られるMieleの製品から考えると、5~6年で定期的にメンテナンスが必要になるのは、少し早い印象です。
洗濯乾燥機をご購入の際は、使用頻度も考慮されると良いかと思います。
【サイズ・外形】
Mieleの洗濯機シリーズのポイントは、カウンター下に収めることができる点です。
洗面所の造作家具の下や、ミニキッチンの隣りなど置く場所のバリエーションが広がります。
ドラム式でカウンター下H850mmに設置寸法が収まる機器は、国産ではめったにありません。
本体フェースもホーロー製で頑丈な為、長く使っていても劣化しません。
EuromobilのキッチンにもMieleの全ての製品を設置頂けます。
また長くご愛用のお客様は機器入替工事も承っております。
お問い合わせは下記よりお気軽にご連絡下さい。
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