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2025.05.29
キッチンカウンターに用いられる素材を、比重の観点で比較しています。
前回の続きとして、セラミック材からお伝えします。
【セラミック】
Laminam(ラミナム) 比重2.1~2.7
Dekton(デクトン) 2.5~2.61
天然鉱物を高温高圧で焼成したのがセラミック。一般的にクウォーツ系人造大理石よりも比重が大きくなっています。1200℃近い温度で焼成することで、密度が高く耐久性に富んだ素材になります。
焼き付けて模様をつけるため、大理石のようなダイナミックな石目も再現できます。
最近では木口まで模様の入った素材も登場し、より天然石の風合いに近づいてきました。
こちらのEuromobilのキッチンはLaminamのPietra Piasentina taupeを使っています。
カウンターだけでなく、キッチン扉やシンクやその排水目皿までLaminamで仕上げています。
【天然石】
花崗岩(御影石など) 2.5~2.8
大理石(ビアンコカララなど) 2.5~2.9
石灰岩(トラバーチンなど) 2.5~2.7
比重だけでみると、天然石はクウォーツ系人造大理石やセラミックと変わりません。
ただし天然石は自然によって生成される為、密度は個体差があります。
また石の種類によって熱や水への耐久性は大きく異なります。御影石などは酸や日光にも強いためキッチンカウンターにも使用されますが、limestoneなどの砂岩は熱には強いですが吸水性が高いため、キッチンにはあまり向きません。
しかし何といっても世界で唯一無二の柄や、自然が創り出す複雑な色味が大きな魅力です。
近年はEuromobilを始めとする高級キッチンメーカーも、天然石のカウンタートップをデザインに取り入れています。
こちらは今年のミラノデザインウィークで発表されたEuromobilの新作。
大理石ーRosso Levanto Marbleの存在感が際立つアイランドキッチンです。
ガス口がカウンターに直接据え付けれられていたり、シンクも同じ天然石の素材で作るなどイタリアの最先端技術を感じられます。
【ステンレス】
SUS304ー7.9
カウンター材の中でも群を抜く比重値の高さです。鉄にニッケルやクロムを混ぜて作られるステンレスは、高い耐食性と強度を誇ります。内部に汚れや水がほとんどしみ込まないので、プロの調理場でもよく使われています。
その反面、表面に油汚れや指紋が付きやすいのが難点です。
ステンレスカウンターといえば一昔前の「台所」のイメージですが、Euromobilのステンレスカウンターは、くすんだ磨き仕上げがステンレスの持つ硬質さを際立たせ、厨房っぽさとは一線を画すデザインにアップデートされています。
上記のキッチンカウンター素材はEuromobilでは全てお選びいただけます。
ショールームでは多様なサンプルを取り揃えていますので、ぜひお手に触れてお確かめください。
YM